米国時間2006年1月10日（日本時間2006年1月11日未明）にサンフランシスコにおいて開幕する「Macworld Conference & Expo」の基調講演では、Intel Macの発表を中心として、様々な期待と憶測が飛び交っているようですが、Appleのちょっとしたフライングからソフトウェア関連のアップグレードと新製品の存在が浮かび上がっているようです（アップル、Macworld Expoで「iLife ’06」と新製品「iWeb」を発表か）。
この手のフライングは過去にも数回発生しており、新製品の情報規制に厳しいAppleの企業体質を考えると、何となく恣意的なものを感じなくもないのですが……、
これまでのリリースサイクルと照らし合わせてみても、「iLife ’06」は妥当な線といって良いでしょう。出るか出ないかの憶測よりも、寧ろリリースされる事を前提とした内容の方が気になるところです。
現在話題となっているのは「iWeb」と称されるアプリケーションですが、MacRumorsにおいて公開されているスクリーンショットを見る限りにおいては、「iLife ’06」を構成するバンドルアプリケーションの一つと考えられます。名称から想定しても、プロフェッショナル用途ではなくコンシューマー向けのソフトウェアであると推察されますが、恐らく直感的にデザイン可能なWebオーサリングツールといった位置付けではないでしょうか。
.Mac（ドットマック）におけるホームページ作成機能に「iBlog」のようなCMS的な要素を実装したソフトウェアを連想してしまいますが、一方では、.Macに組み込まれる「Pages」ベースのWebサイト構築アプリケーションの噂もあるようです。
焦点となっているIntel Macに関しては、各所から様々な情報が飛び交っている状態なので何とも言い難いのですが、個人的には「PowerBook」か、それに準ずるプロフェッショナル用途のノードブックが発表されるのではないかと予想しています。
何れにせよ、ここ数年で最も期待感のあるExpo前になっていますね。しかも、iPod関連以外の話題が中心に据えられている事が、10年以上のMacユーザーとしては結構嬉しかったりもします。