iWorkの市場シェアと今後の動向

2006年1月24日付のCNET Japanにおいて、「米国のオフィススイート市場シェアにおいて、「iWork」が「Microsoft Office」に次ぐ第2位となっている」といった調査結果が紹介されていましたが、コンペティターの一つで「WordPerfect Office」を販売しているCorelからは、「OEMや直販等、リテール以外のチャネルを含めれば、「WordPerfect Office」は「iWorks」の10倍以上の本数を販売している」といった旨のコメントが発せられているようです(iWork has no game against Office or WordPerfect)。

「WordPerfect」といえば、1990年代前半(MS-DOSの時代)に、ジャストシステムによる「一太郎」や管理工学研究所による「松」のライバル的な存在として一目置かれ、プラットフォームをWindowsに移してからは、Microsoftによる「MS-Word」の古のライバルとして君臨していたと認識しています。

「WordPerfect Office」が省庁や官公庁等、公的な機関に向けて多くの本数を出荷しているという現状が、結果的に「iWork」の数字が注目される事となった要因の一つにもなっているようです。アプリケーションとしてのバックボーンや、表計算、データベースが同梱されていないパッケージ構成、或いはMac OS X版しか存在しないシステム要件等を考慮すれば、リテールだけの数字だとしても大健闘と言って良いのではないでしょうか。

オフィススイートの中でもコンシューマーに向けた要素を強く含んでいる事が、小売市場での健闘に繋がったのではないかと思われますが、今後どのタイミングでAppleが謹製のスプレッドシートを投入してくるかが、Microsoftとの関係に大きな転機を齎すであろう事が予想されます。Appleの慎重な姿勢から、生半可な完成度では投入しないであろう事が伺えますし、今後のiWorkの動向からは目が離せないと感じています。